今年で6回目を迎える「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」。2024年は、初めて、蔵王温泉と東北芸術工科大学を会場に開催されます。

2020年より医師の稲葉俊郎を芸術監督として迎え、「山のかたち、いのちの形」(2020)、「いのちの混沌を越え いのちをつなぐ」(2022)をテーマに開催してきた山形ビエンナーレ。2024年のテーマは「いのちをうたう」。西暦110年開湯といわれ、長きにわたり人びとの心身を癒し、いのちを育む場所としてその歴史を刻んできた蔵王温泉から大きなインスピレーションを得て、4つのプロジェクトが展開されます。

4つのプロジェクト概要

■周遊型展覧会+パフォーマンス「ひとひのうた」
「1日」(ひとひ)の時間の流れに注目し、蔵王温泉と東北芸術工科大学を会場に実施する、周遊型の展覧会とパフォーマンスのプロジェクト。
日時|●展覧会:9/1(日)〜9/16(月・祝)10:00〜17:00*申込不要
●パフォーマンス:9/7(土)15:00〜16:30、9/8(日)13:00〜14:30
*ナビゲーターによるツアーのみ予約制(各回、定員20名程度)
会場|蔵王温泉、東北芸術工科大学
参加予定アーティスト|浅野友理子(画家) 、伊藤紺(歌人) 、斎藤茂吉(歌人) 、渋谷七奈(ペインター) 、砂連尾理(振付家/ダンサー) 、管啓次郎(詩人/明治大学教授) 、春原直人(画家) 、永岡大輔(アーティスト)+濱定史(建築家) 、原田綾乃 (作家) 、前野健太 (シンガーソングライター) 、大和由佳 (アーティスト) 、山本桂輔(美術家)ほか
*詳細はこちらをご覧ください。

■アートイベント「山と土と茶と」
蔵王温泉エリアを会場に、音楽、食、茶、農、パフォーマンスが一体となったアートイベント。
日時|9/7(土)、9/8(日)10:00〜17:00、9/14(土)10:00〜18:00、9/15(日)10:00〜19:00
会場|鴫の谷地沼(山形県山形市蔵王温泉 鴨の谷地沼)
参加予定アーティスト|上野雄次(アーティスト/花道家)、永岡大輔(アーティスト)ほか
*詳細はこちらをご覧ください。

■展覧会 「現代山形考~山はうたう~」
民俗・博物資料と現代アート作品によって、さまざまな角度から「山形らしさ」を探り続けてきた「現代山形考」。今回のテーマは「山はうたう」。時代背景とともに多様に変遷する蔵王のすがたを辿る展覧会です。
日時|9/1(日)~9/16(月・祝)10:00〜17:00
会場|東北芸術工科大学 本館7階 THE TOP
参加予定アーティスト|岡崎裕美子(歌人)、金子富之(画家)、狩野宏明(画家)、現代風神雷神考(修復コレクティブ)、斎藤茂 吉(歌人)、中﨑透(美術家)、永岡大輔(アーティスト)、濱定史(建築家)、歩火(描画コレクティブ)ほか
*詳細はこちらをご覧ください。

■学び&ワークショップ企画「夏芸大」
子どもから大人、高齢者まで、多くの世代がアートを体験・創造するさまざまなワークショップを、普段は学生たちの学び舎である東北芸術工科大学を会場として開催。
日時|8/24(土)~9/6(金)土・日:9:00〜17:50、
平日:10:30〜17:50(8/30、9/6のみ、10:30〜19:20)
会場|東北芸術工科大学 講義室および演習室
*事前予約制(予約締切)・無料講座のみ当日受付
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2024/09/01(日)~2024/09/16(月・祝)
会場:蔵王温泉、東北芸術工科大学
*詳細はこちらをご覧ください。
参加料:無料/一部有料プログラムを予定
総合プロデューサー:中山ダイスケ(東北芸術工科大学学長)
芸術監督:稲葉俊郎(医師)
総合キュレーター:小金沢智(東北芸術工科大学専任講師)
アートディレクター:杉の下意匠室
主催:東北芸術工科大学
問い合わせ先:東北芸術工科大学 山形ビエンナーレ事務局
TEL:023-627-2091
公式サイト:https://biennale.tuad.ac.jp