瀬戸内海に面した広島県竹原市の町並み保存地区及びその周辺に所在する歴史的建造物を展示会場とするアートイベント「広島竹原芸術祭」が開催されます。
竹原市は、平安時代に京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」とも呼ばれています。江戸時代には製塩業で栄え、「浜旦那」と呼ばれた商人たちが文化や芸術、学問を支えていました。竹原市のシンボルともいえる町並み保存地区には、江戸から昭和初期までに建てられた歴史的建造物が残され、町の歴史を今日に伝えています。広島竹原芸術祭は、これらの貴重な建造物とアートのコラボレーションを通じて非日常的空間を創出するアートイベントです。
4回目の開催となる今回のテーマは「記憶の地層」。何十年、何百年とこの町を見てきた住居には、そこに暮らした人々の歴史が積み重ねられています。本展に参加するアーティストたちは、家の歴史に向き合いながら、作品を通して様々な記憶を表出させます。
<参加アーティスト>
安達響、岩崎貴宏、島村凜、竹村京、ちぇんしげ、百崎楓丘
<キュレーター>
荒木夏実(東京藝術大学准教授)
会期:2024/09/14(土)〜2024/10/06(日)
会場:竹原市重要文化財 旧森川家住宅、竹原市重要文化財 旧松阪家住宅、竹原市重要文化財 旧吉井家住宅、旧上吉井家住宅(初代竹原郵便局跡)、広島県史跡 頼惟清旧宅
開館時間:10:00〜16:00
休館日:会期中無休
入場料:一部有料(旧森川家住宅:400円、旧松阪家住宅:300円)
問い合わせ先:竹原芸術イベント実行委員会事務局
TEL:0846-22-2328 E-mail:bunka@city.takehara.lg.jp
公式サイト:https://www.city.takehara.lg.jp/soshikikarasagasu/bunkashogaigakushuka/gyomuannai/7/7445.html