展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
磯崎新論
著者:田中純
発行:講談社
発行日:2024年11月7日
サイズ:四六判、784ページ
2022年12月28日に91歳で亡くなった世界的建築家・磯崎新。
「デミウルゴスの化身」たらんとした「アーティスト/アーキテクト/アーバンデザイナー」が求めた〈見えない建築〉とは何か?
群像連載の前人未到/正面突破の決定版「磯崎新論(シン・イソザキろん)」がついに単行本化!
[発行元ウェブサイトより]
開発好明 ART IS LIVE ― ひとり民主主義へようこそ
著者:開発好明
デザイン:佐々木俊
発行:現代企画室
発行日:2024年10月18日
サイズ:B5判、204ページ
毎日つくるアーティスト
社会に生身でダイブするアーティスト
開発好明の30年+α
東京都現代美術館で開催の大規模個展を(だいたい)網羅する作品集!
「開発好明は、ひとり民主主義者である。
ひとりで行うということと、民主主義という言葉は相反するように思えるが、開発はこの間ずっと、この相反するテーマに正面から取り組んできたといえよう。みんなを巻き込むような作品をつくりながらも基本的には淡々とひとりで作業を進め、決して運動体としての作品にはしない。あくまでも個人のささやかな営みとして、正義に対してアプローチし、規制に対してレジスタンスする。」(池田修)
[発行元ウェブサイトより]
共棲の間合い-『確かさ』と共に生きるには-
企画・執筆・編集:河原功也
デザイン:植田正発行:公益財団法人東京都歴史文化財団、東京都現代美術館、東京都渋谷公園通りギャラリー
発行日:2024年10月
サイズ:15.0×21.0cm、80ページ
東京都公園通りギャラリーで開催した「共棲の間合い-『確かさ』と共に生きるには-」展に関する図録。展示では、住む、暮らす、生活する、共に行うことを起点に表現する作家の作品や活動を紹介している。
デザインはみんなのもの
著者:Futuress
訳者・デザイン:井上麻那巳
編集:宮本裕人
発行:Troublemakers Publishing
発行日:2024年11月
サイズ:10.2×16.2cm、96ページ
どうしてデザイン賞の審査員や受賞者は男性ばかりなの? どうして欧米でデザインを学んだことがステータスになるの? どうしてスマートフォンは女性の手には大きすぎるの?
スイスを拠点にするグローバルなフェミニスト・コミュニティ「Futuress」が掲載してきた、「フェミニズム × デザイン」の視点で身近なデザインの、わたしたちの社会の当たり前を問い直す5本のエッセイを収録。トルコ、ノルウェー、アメリカ、インド、パレスチナ。世界のフェミニストたちから届いた、希望と連帯のストーリー。
[発行元ウェブサイトより]
早間玲子作品集 受け身の建築
著者:早間玲子
デザイン:小池俊起
編集・発行:millegraph
発行日:2024年11月9日
サイズ:A4変形判、112ページ
フランスで初めて建築家としての営業ライセンスを得た日本人である早間玲子の作品集。
「受け身の建築」という哲学のもと、ライフワークとして日系メーカーの生産拠点である工場を数多く設計し、また、「日仏の架け橋としての建築」をつくり続けてきた。
日本では前川國男やジャン・プルーヴェのもとで働いた人として、またジャン・プルーヴェの本の編訳者としても知られているが、早間の、1976年にパリで独立し2013年にリタイアするまでの建築家としての輝かしいキャリアは、本書で初めて明らかにされる。
[版元ドットコムより]
「みんな」って誰?──災間と過疎をのびのび生きる
著者:宮本匠
発行:世界思想社
発行日:2024年10月23日
サイズ:四六判、176ページ
人口減少と高齢化が進む社会で、災害に見舞われた地域はどう活力を取り戻したか。「みんな」(=空気)のチカラを知り、右肩下がりの時代を豊かに生きるための実践的ガイド。20年にわたる実践研究に基づいて、組織と自分を変える新しい方法を提案する。
[発行元ウェブサイトより]
われわれが見るもの、われわれを見つめるもの
著者:ジョルジュ・ディディ゠ユベルマン
訳者:松浦寿夫、桑田光平、鈴木亘、陶山大一郎
発行:水声社
発行日:2024年9月26日
サイズ:A5判、342ページ
主体を分裂させる〈見つめること〉の経験を私たちはいかに受け止めることができるのか。
古代の墳墓からフラ・アンジェリコの絵画、ミニマル・アートまでを自在に往還する、アナクロニスムの試み。
[発行元ウェブサイトより]