兵庫・新開地アートひろばにて、さまざまなアーティストとの協働によって参加型・鑑賞型企画を実施する年間プログラム「ニューあそび場の創造」が開催されます。2024年11・12月は、絵画領域で活躍する野原万里絵を迎えた、展覧会が行なわれます。

画家のアトリエに見立てた展示空間には、野原自身が書き留めるメモやドローイング、大量の絵具や筆といった描画道具ばかりではなく、図鑑や画集、旅先で見つけた石なども存在します。そこにはまるで創作の秘密が詰まっているかのようです。

本展では、画家の思考や描き方といった制作過程に触れることで、作品の背景を知り、絵を描く楽しさや奥深さを体験することができます。

<野原万里絵>
1987 年大阪府生まれ。
2012年Royal College of Art 交換留学。
2013年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修了。
絵画の制作過程に焦点を当て、線や面を描くための定規や型紙を自作したり、多数のドローイングを起点とした絵画を描く。近年は、ワークショップを日本各地で開催し、協働制作による作品も発表。他者と自身を行き来しながら制作することで、絵画の新たな可能性を模索している。
これまでの主な展覧会に、art resonance vol.01「時代の解凍」芦屋市立美術博物館(2023)、VOCA 展 2022 現代美術の展望―新しい平面の作家たち― 上野の森美術館(2022 )、大阪府 20 世紀美術コレクション展「彼我の絵鑑」大阪府立江之子島文化芸術創造 センター(2021)、個展「埋没する形象、組み変わる景色」国際芸術センター青森(2020)など。

【会期中の協働制作】 「海の石から大きな絵ができるまで」(予約優先)

日本各地で収集した石をモチーフに、展示作品の絵画の一部を、アクリル絵の具とメディウム等を用いて来場者と共に描きます。完成したパネルは、後日野原がドローイングを描き加え、絵画作品として会場で展示します。
日程|11/17(日)、11/23(土・祝)、11/24(日)、11/30(土)、12/1(日)、12/7(土)、12/8(日)、12/21(土)、12/22(日)
時間|①11:00~13:00、②14:00~16:00
会場|B1・ギャラリー
定員|各回6名
対象|どなたでも(5歳以下は保護者の同伴必須)
*詳細はこちらをご覧ください。

関連イベント

■アーティスト・トーク「石と人と絵」
他者と共に作品や展覧会をつくること、みせることについてのトークが行なわれます。
日程|12/22(日)17:00~ *トークは2時間程度を予定
会場|1F・1room
出演|野原万里絵、青木加苗(和歌山県立近代美術館 主査学芸員)
参加費|500円(ワンドリンク・特典付)
定員|20名
対象|どなたでも
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2024/11/17(日)~2024/12/22(日)
会場:新開地アートひろば B1・ギャラリー(兵庫県神戸市兵庫区新開地5-3-14)
開館時間:10:00〜18:00
休館日:火曜日
入場料:無料
主催:新開地アートひろば
TEL:078-512-5500 E-mail:event-info03@s-ah.jp
公式サイト:https://s-ah.jp/events/11494/