兵庫・明石市立文化博物館にて、個人の記憶をテーマにした、公募写真と現代美術とのコラボレーション展「親密な風景を拾う」が開催されます。

明石市立文化博物館では、毎年、テーマを変えて、明石の風景や季節の風物詩を題材とした写真公募展を行ない、今一度地域の魅力や日常について考える機会を提供してきました。今年度は、個人が残したいと思うモノやコト、場所、他者と共有したい記憶や体験を記録した写真を募集するとともに、モノに宿る記憶をテーマに制作する二人の現代美術作家が紹介されます。

<伊達伸明>

1964年生まれ。京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科修了。取り壊される建物をウクレレにして保存する「建築物ウクレレ化保存計画」のほか、立版古による建築記憶の伝承、各地で地域資源再発掘型の展覧会の企画監修活動に関わる。

*活動・展覧会(共同出品含む)亜炭香古学(2012~2015)、アートと考古学(2016)、とりのゆめ(2017)、しらべの細道シリーズ(2017~2020)、ミカエルさん(2019~2020)、お線香の歩き方(2021)、「自治とバケツと、サイカチの実」(2022~2024)など。

<山村祥子>

1984年生まれ。兵庫県在住。アメリカで現代美術を学ぶ。主に都市の消費者生活に焦点を当て、周囲の環境(もの・こと・ひと)に関して自他のコミュニケーションの在り方や他に向かう態度を問いかけ、提案することを大きなテーマとしている。
*展覧会「Cultural Kaleidoscope」(2024)、「CAP LAB ROKKO:マウン展」(2023)、 個展「いらない服に別れを (2020-2022) 」(2022)、⼩川美陽&⼭村祥⼦ ⼆⼈展「ROOM01」NU(2022)。

関連イベント

■トークイベント「風景を拾う話」
これまでに着目してきた路傍のカケラたち(波板、電柱、文字など)の魅力について
日時|12/14(土)14:00~15:30
会場|2階大会議室
講師|伊達伸明(本展出品作家)
定員|80名
*詳細はこちらをご覧ください。

■ワークショップ「いらない服に別れを」
作品を鑑賞後、ご持参いただいた「いらない服」にその服にまつわる記憶を刺繍しませんか。
日時|12/21(土)14:00~15:30
会場|2階大会議室
講師|山村祥子(本展出品作家)
定員・対象|10名・中学生以上
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2024/12/13(金)~2024/12/22(日)
会場:明石市立文化博物館(兵庫県明石市上ノ丸2-13-1)
開館時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:12/16(月)
入場料:無料
主催:明石市立文化博物館
公式サイト:https://www.akashibunpaku.com/akashi-photo-exhibition2024.html