2025年9月13日(土)から開催予定の国際芸術祭「あいち2025」。この度、参加アーティストの一人である沖潤子が作品で使用する「針」の寄贈を募集しています。
沖は、これまでに刺繍を用いた作品を制作してきました。今回発表する新作では「針供養」をイメージした針山が作品の一部となるため、約10万本を目標として針の寄贈を広く募集しています。なお、寄贈された針を使った作品は、「あいち2025」の会期中に展示されます。
<作家メッセージ>
こんにちは、沖潤子と申します。
国際芸術祭「あいち2025」におきまして「供養」を主題にした作品のとりくみをはじめています。制作にあたり多くの「針」が必要になり、皆様のお手元に不要の針がありましたらぜひ作品に使わせていただきたく、寄贈のお願いをすることになりました。
展示を予定している場所は、瀬戸の街並みを一望する小高い丘の頂にある「無風庵」です。両隣には日清日露戦争の「忠魂碑」、太平洋戦争の「殉国慰霊塔」が建っています。「無風庵」は、もとは近代工芸の先駆者といわれる藤井達吉の工房でした。昨夏に初めて訪れた時、二つの碑の間に佇むその小さな茅葺家が祈りの場であるお社のようにみえ、制作の主題は自ずと導かれてゆきました。
常に針に触れている私は、「針」には未知の交信を受けとる力があると感じています。
時を超えて場の持つ力を受信し、祈りの場を「無風庵」に展開したいと願っています。
ご協力をくださいますよう、どうぞよろしくお願い致します。
(公式サイトより)
募集概要
■募集内容
下記に当てはまる針を募集。
①裁縫の針(ミシン・手縫い用、太さ形状は問わず)、編み物で使用する金属の針(鍼灸・医療用、釣り針は除く)
②錆びた針、折れた針、使用しなくなった針
③返却が不要、無償にて提供いただける針
■募集期間
2025/03/06(木)~2025/06/30(月)
■郵送方法
①送付する封筒の裏に「住所、氏名または団体名、寄贈する本数(○○本)」を記入。
②針を梱包する。梱包方法については梱包例をご参照ください。
③梱包したものを封筒に入れ、封をする。
④封筒に切手を貼り送付する。
*詳細・郵送先はこちらをご覧ください。
問い合わせ先:国際芸術祭「あいち」組織委員会事務局
TEL:052-971-0622 E-mail:triennale@pref.aichi.lg.jp
公式サイト:https://aichitriennale.jp/news/2025/005425.html