東京・BONDED GALLERYにて、フランスのギャラリー・フランク・エルバスが主催する展覧会「断続する線:ユリエ・クニファーと菅井汲」が開催されます。
1924年にクロアチアに生まれたクニファーは、60年代以降、ほぼ白と黒の色彩だけを用いて「ミアンダー」と呼ばれる蛇行する線からなるモチーフを生涯に渡って繰り返し描いた画家です。また、彼は、クロアチアの前衛芸術グループ「ゴルゴナ(Gorgona)」のメンバーとしても知られています。
1919年に生まれた菅井は、はじめ商業デザイナーとして活動し、その後パリに渡り画家としての活動を開始しました。クニファーと菅井は、1960年代から明快な色面と構成要素からなる幾何学的な抽象絵画の制作を開始。クニファーは、「ミアンダー」を、菅井は、自身のイニシャルでもある「S」字をモチーフとした、断続する線によって構成された抽象絵画を制作しました。
本展は、1960-70年代という前衛芸術の転換期において、ともに蛇行する通路や断続する線からなる絵画を展開した二人の画家の共振を明らかにします。クニファーの作品が日本で展示されるのは、日本では今回が初めてとなります。
会期:2025/04/10(木)~2025/04/29(火)
会場:BONDED GALLERY(東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 4F)
開館時間:火~土 12:00~18:00
入場料:無料
主催:ギャラリー・フランク・エルバス
公式サイト:https://galeriefrankelbaz.com/exhibitions/50-discontinuous-lines-julije-knifer-and-kumi-sugai/