香川・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて、「猪熊弦一郎博覧会」が開催されます。

猪熊弦一郎(1902-1993)は20世紀に活躍した画家です。生涯現役で活動し、その画業は70年の長きに渡ります。一貫して絵画における「美」を追求し、一方で常に新しい表現に挑戦することで画風が変化し続けました。戦前はパリ、戦後はニューヨーク、ハワイと海外に拠点を置き国際的に活動しました。

本展では、戦後の猪熊の画業について、絵画以外の活動に注目します。1949年に猪熊が中心となって設立した「新制作派協会建築部」会員との協働、猪熊自身が手がけたデザインやパブリックアートの仕事、ニューヨーク滞在時に日米文化交流で果たした役割や世界的なアーティストとの交流、故郷の香川県に今の「アート県かがわ」につながる文化的な礎を築いたことなど、国内外に遺した足跡をたどります。

関連イベント

■オープニング・イベント「MIMOCA建築ツアー」
「MIMOCA建築見どころマップ」の制作者、五十嵐太郎(文)と宮沢洋(画)と一緒にMIMOCAの建築を巡ります。
日時|4/12(土)9:45〜(受付開始:9:30〜)
集合場所|1階ゲートプラザ
講師|五十嵐太郎(東北大学院教授)、宮沢洋(画文家、編集者、BUNGANET代表兼編集長)
定員|30名(申込不要、先着順)
参加費|無料(別途本展観覧券が必要)
*詳細はこちらをご覧ください。

■オープニング・トーク
猪熊弦一郎と近代建築との関わりについて、本展の建築史に関する内容を監修した五十嵐太郎と、山口文象設計「高松近代美術館」をはじめ美術空間研究を進めている吉野弘がお話しします。
日時|4/12(土)14:00〜(開場13:30)
会場|2階ミュージアムホール 
講師|五十嵐太郎(東北大学院教授)、吉野弘(建築家)
定員|170名(申込不要、先着順)
聴講料|無料
*詳細はこちらをご覧ください。

■親子でMIMOCAの日
高校生以下または18歳未満の観覧者1名につき、同伴者2名まで観覧無料となります。
日時|6/7(土)、6/8(日) 各日10:00〜18:00(入館は17:30まで)
*詳細はこちらをご覧ください。

■スペシャル・トーク
本展をはじめ、MIMOCAで開催した多くの展覧会のアートディレクションやミュージアムショップのグッズデザインを手がける菊地敦己と、副館長の中田耕市がMIMOCAのこれまでとこれからを語ります。
日時|7/5(土)18:00〜(開場17:30)
会場|2階ミュージアムホール 
講師|菊地敦己(アートディレクター)、中田耕市(当館副館長兼チーフキュレーター)
定員|170名(申込不要、先着順)
聴講料|無料
*詳細はこちらをご覧ください。

■キュレーター・トーク
本展担当キュレーター(古野華奈子、松村円)が展示室で来館者に見どころをお話しします。
日時|5/4(日)、6/1(日)、7/6(日) 各日14:00〜
参加費|無料(別途本展観覧券が必要)
*申込不要

会期:2025/04/12(土)〜2025/07/06(日)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市浜町80-1)
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(5/5は開館)、5/7(水)
入場料:一般=1,500円、大学生=1,000円

*高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
建築史監修:五十嵐太郎(東北大学院教授)

アートディレクション:菊地敦己
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
問い合わせ先:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
TEL:0877-24-7755
公式サイト:https://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2025/04/12/3107/