DNP文化振興財団にて、日本および世界のグラフィックデザイン、グラフィックアート文化の発展と、学術研究の振興に貢献することを目的に、人文社会科学、自然科学を問わず幅広い学問領域からグラフィックデザイン、グラフィックアートに関する研究テーマに対して助成が行なわれます。

5月9日(金)には、学術研究助成プログラムの申請を検討している人を対象とした説明会も開催予定。説明会、助成募集についての詳細は、下記および公式サイトをご覧ください。

募集概要

■助成対象研究分野
<A部門:グラフィックデザイン、グラフィックアート全般をテーマとする学術研究>
グラフィックデザイン、タイポグラフィ、印刷、版画、写真等のグラフィック文化に関係する幅広い学問領域の研究。 例えば、美術史、デザイン史、美学、芸術学、博物館学、美術教育学、比較文化論、画像工学、技法材料・保存科学、心理学、法学、経済学等。

<B部門:グラフィック文化に関するアーカイブをテーマとする研究>
グラフィックデザイン、タイポグラフィ、印刷、版画、写真等のグラフィック文化に関係するアーカイブ構築に関わる研究、または既存のアーカイブが所蔵する史資料の調査・分析、あるいは整理分類手法やデータモデルの提案といったアーカイブ自体の基礎研究等。

■助成対象研究者
グラフィックデザイン、グラフィックアートに関する研究を行う研究者の個人またはグループ。
(1)大学、美術館・博物館等の研究機関に在籍する常勤の研究者(教員、学芸員、研究員、アーキビスト、司書等)
(2) 大学、美術館・博物館等の研究機関に在籍する非常勤の研究者、または大学院生で、大学教授、館長、それに準ずる役職者の推薦のある者
(3) 特定の機関等に属さない個人の研究者で、大学教授、館長、またはそれに準ずる役職者の推薦のある者
*推薦者は指導教員(過去の指導教員も可)や上位役職者等、当該分野の専門的知見を有する者である必要があります。

■助成期間
1年間:2026年1月1日~2026年12月31日

2年間:2026年1月1日~2027年12月31日

■助成金額
1件につき上限50万円/年

■選考方法および結果通知
助成の対象は審査委員会の選考により決定。
選考結果はグラフィック文化に関する学術研究助成申請システム上で申請者に通知されます。

■2025年度審査委員
井口壽乃(埼玉大学大学院教授)
加治屋健司(東京大学大学院教授)
菊池裕子(ヴィクトリア&アルバート博物館 学術部長)
建畠晢(埼玉県立近代美術館館長)
永原康史(グラフィックデザイナー)
並木誠士(京都工芸繊維大学特定教授、京都工芸繊維大学美術工芸資料館館長)
前田富士男(中部大学客員教授、慶應義塾大学名誉教授)

■申請期間
2025年4月1日~2025年6月16日まで(必着) (選考結果発表:2025年10月予定)

■申請方法
申請システム手引きにしたがって、申請者登録をしてください。
*詳細はこちらをご覧ください。

「グラフィック文化に関する学術研究助成」説明会

日時|5/9(金)17:00~17:30
実施形式|オンライン会議(ZOOM)
主な説明内容: |グラフィック文化に関する学術研究助成プログラムについて ・2025年度募集について ・申請上の留意点(助成金の使途、採択基準など)申請システムの操作方法 ・質疑応答
*詳細はこちらをご覧ください。

問い合わせ先:公益財団法人DNP文化振興財団
E-mail:dnp-foundation-grants(at)team.dnp.co.jp *(at) は @ に置き換えてください
公式サイト:https://www.dnpfcp.jp/foundation/grants/