東京・iwao galleryにて「三上晴子没後十周年展」が開催されます。
三上晴子(1961-2015)の没後10年を迎えるにあたり、その活動を再評価する動きが進んでいます。1984年から鉄屑やICチップを使ったオブジェ作品を制作し、1995年以降はNYで学んだコンピューターサイエンスの知識と技術を活かし、情報テクノロジー、プログラミング技術を駆使した作品を発表しました。メディアアーティストとして国際的に活躍し、多摩美術大学で教鞭をとるようになってからは、1980年代の物資感のあるインスタレーション作品はほとんど公開されていません。近年、その初期作品や記録資料の調査・アーカイブ化が行なわれています。これらの成果を公開・周知しつつアーティスト三上晴子の再発見に繋げようとする展覧会です。プライベートな生活空間で愛でた花器やボタニカル絵画などを通して、終生変わらなかった鉄器や植物への愛着についても回顧します。
<三上晴子>
1961年静岡県生まれ。
1991年 ニューヨークに拠点を移す
1995年 ニューヨーク工科大学コンピュータサイエンス修士号
2000年 帰国。以降、多摩美術大学にて教鞭をとる
2004年 Diputacion De Malagaから作品集出版
2013年 文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞
会期:2025/04/24(木)〜2025/04/27(日)
会場:iwao gallery(東京都台東区蔵前2-1-27 2F)
開館時間:[木・金・土]12:00〜19:00、[日]12:00〜17:00
※private viewing: 4/23(水)15:00〜19:00
休廊日:月・火・水
トークイベント:日時会場未定(公式サイトでご確認ください)
主催・企画:三上晴子没後10周年展開催実行委員会
制作協力:芹沢高志、伊藤忍、久保田晃弘、毛利悠子、三原聡一郎、磯辺加代子、辻宏子
出品協力:P3 art and environment、多摩美術大学アートアーカイヴセンター(AAC)、株式会社レントゲンヴェルケ
公式サイト:https://iwaogallery.jp/seikomikami/