兵庫県立美術館・KOBELCOミュージアムホールにて、藤田嗣治 × 国吉康雄「二人のパラレル・キャリア—百年目の再会」 展の関連イベントとして、記念シンポジウム 「20 世紀前半の二人の日系画家をめぐって」が開催されます。

基調講演では、近年アメリカで急速に進展するアジア系アメリカ人作家の研究・展示状況について、国吉に関する単著のあるシープー・ワン教授(カリフォルニア大学マーセド校)が概観します。第1部では若手研究者セッションとして二画家の最新の研究状況を紹介、第2部では近代美術作品についての知見豊かな修復家に、兵庫県立美術館の保存修復担当学芸員も加わり、両作家の絵画技法について比較検討します。

シンポジウムは、事前予約制(定員140名・先着順)。詳細は下記および公式サイトをご覧ください。

■プログラム
13:00 開会の辞
13:05〜13:20 イントロダクション「20 世紀、二人の“日系”画家を向かい合わせる」
13:20〜14:10 基調講演「戦間期のアメリカでの日系およびアジア系アメリカ人コミュニティの歴史をたどる(仮)」
14:10〜15:05 第1部「藤田、国吉の研究動向2025:若手研究者セッション」
15:20〜16:25 第2部「二人の絵画技法を対比する:保存修復からのアプローチ」
16:30〜17:30 総括+討議
17:30 閉会の辞
*詳細はこちらをご覧ください。

■登壇者
シープー・ワン(王士圃、ShiPuWang、カリフォルニア大学マーセド校教授)
森本陽香(名古屋市美術館学芸員)
伊藤駿(岡山大学国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座助教)
渡邉郁夫(修復家/修復研究所21所長)
土師広(修復家/土師絵画工房代表)
三浦篤(大原美術館館長/東京大学名誉教授)
林洋子(本展監修者/当館館長)
*登壇者プロフィールはこちらをご覧ください。

■申込方法
6/5より兵庫県立美術館の公式サイトにて受付(先着順・定員140名)。
聴講には展覧会観覧券が必要です。
*詳細はこちらをご覧ください。

開催日時:2025/07/06(日)13:00〜17:30 (開場12:30)
会場:兵庫県立美術館 KOBELCOミュージアムホール(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
主催:藤田国吉展実行委員会、「瀬戸芸美術館連携」プロジェクト実行委員会
公式サイト:https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2506/index.html