【東京】伊藤誠「夢を見るための機械」

東京・武蔵野美術大学美術館･図書館にて、彫刻家伊藤誠による展覧会「夢を見るための機械」が開催されます。

伊藤は、身の回りにあるさまざまな素材を取り入れながら、軽やかで意外性のある形態により独自の表現を探求し続けてきました。一貫して取り組むのは、鑑賞者の視線やものを見る意識と関わることによって作用し、新たな意味を喚起するかたち——伊藤自身の言葉によれば、「夢を見るための機械」としての彫刻です。

本展では、初期作から最新作まで、素材やサイズが異なる作品約60点を展観し、伊藤の半世紀近くにおよぶ実践が包括的に紹介されます。

＜伊藤誠＞
彫刻家。1955年愛知県生まれ。1983年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了（修士）。1993年ACC奨学金により渡米。1996–97年文化庁在外研修員としてアイルランドに滞在。1999年武蔵野美術大学着任。2005年タカシマヤ美術賞受賞。1980年代初頭より活動を開始し以来多数の個展を開催。主なグループ展に「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2000」、「DOMANI ・明日2022–23 百年まえから、百年あとへ」、「瀬戸内国際芸術祭2025」など。