展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

アクティビズムのアート/アートのアクティビズム 「抵抗する表現」の軌跡と行方

著者:グレゴリー・ショレット
翻訳:秋葉美知子

発行:フィルムアート社
発行日:2025年6月26日
サイズ:四六判、264ページ

パリ五月革命からブラック・ライブズ・マターまで、社会を舞台にアートとアクティビズムが織りなしてきた関係性をひもとき、歴史の転換点をつくった抵抗の表現の足跡をたどるとともに、今日のアート・アクティビズムの緊急性を探る。ソーシャリー・エンゲイジド・アート以後の時代における社会と芸術の関わりを考えるための必読書。

発行元ウェブサイトより]

 

風の目たち / The Eyes of the Wind Pocket Tour Book 2022―2024

著者:吉田山
編集:西山萌
造本・デザイン:加納大輔、和田悠馬
編集補佐:原ちけい
執筆協力:大村高広。鈴木沓子、花井優太
翻訳:児島康宏(ジョージア語)、向井メルト真知子(トルコ語)、井上友里、ジョージ・カルパティオス(ギリシャ語)、Anush Vardazaryan(アルメニア語)、石井一樹(英語)

発行:FLOATING ALPS合同会社
発行日:2025年8月11日
サイズ:120×182mm、320ページ

2022 年から 2024 年にかけ、吉田山がジョージア、日本、トルコ、ギリシャ、 アルメニア、5 カ国の「窓辺」を巡り開催してきた移動型のパブリックアートプ ロジェクト「風の目たち」の旅の軌跡を記した記録であり、街歩きを楽しむため のポケットツアーブック。

発行元ウェブサイトより]

 

戦後初期日本のアートとエンゲージメント

著者:ジャスティン・ジェスティ
翻訳:山本浩貴

発行:水声社
発行日:2025年8月25日
サイズ:A5判、480ページ

1950年代、ルポルタージュ芸術から九州派、創造美育協会まで、創作活動は社会運動と深く結びついていた─―
特権的なものに抗い、新たな価値体系を樹立せんとした社会関与的な芸術の試み。そのネットワークをたどり、未だ汲みつくされることなき芸術゠社会的実践の可能性に光を当てる。

発行元ウェブサイトより]

 

フォレンジック・アーキテクチャー ──検知可能性の敷居における暴力

著者:エヤル・ヴァイツマン
翻訳:中井悠

発行:水声社
発行日:2025年8月25日
サイズ:B5変型判、362ページ

パレスチナ紛争をはじめとした国家が引き起こす暴力を調査し、記録・記憶・痕跡から見出した証拠を繋ぎ合わせ、責任の所在を浮かび上がらせる。斬新な調査手法で近年注目を浴びる「フォレンジック・アーキテクチャー」のさまざまな実践を記録した、パフォーマンスの断章。

発行元ウェブサイトより]

 

すべてがアートになったあと──現代美術と理論の戦略

著者:マリオ・ペルニオーラ
翻訳:鯖江秀樹

発行:水声社
発行日:2025年9月1日
サイズ:四六判、177ページ

「誰しもがアーティストになりうる」――アートワールドの境界が決壊へと向かうなか、現代美術は、芸術理論はいかにして可能か。 周縁性によって既存の制度的言説を揺さぶり、新たな現代美術の領野を押し広げるための道標の書。

発行元ウェブサイトより]

 

増補 シュルレアリスム——その思想と時代

著者:酒井健

発行:筑摩書房

発行日:2025年9月10日
サイズ:文庫判、432ページ

シュルレアリスムを第一次大戦後の幅広い文化運動として捉え、バタイユやベンヤミンらの思想を補助線として、その革命精神を読み解く名著の完全版。

発行元ウェブサイトより]

 

テクノロジーって何だろう?──〈未完了相〉で出会い直すための手引き

著者:小林茂
発行:BNN
発行日:2025年9月18日
サイズ:四六判、384ページ

どんどん進歩していくテクノロジーに、ついていけなさを感じていませんか。

本書は、ハイデガー、スティグレール、ユク・ホイからポスト現象学まで、技術哲学のエッセンスをわかりやすく解説しつつ、ベルクソンの時間哲学を接続させ「未完了相」を照らし出すことで、「テクノロジー」というものの捉え方を更新する一冊です。

発行元ウェブサイトより]

 

多様で複雑な世界を、いまどう描くか

著者その他:スケラッコ、増村十七、北村みなみ、谷口菜津子、サイトウユウスケ、ながしまひろみ、木内達朗、はらだ有彩、大白小蟹、とあるアラ子、新地健郎、やまじえびね、山本美希、荒井裕樹、野中モモ、下地ローレンス吉孝、潟見陽、長田杏奈

発行:BNN
発行日:2025年9月18日
サイズ:A5判、224ページ

本書では「人」と「世界」、そして「表現」に向き合い、制作を続ける12人のマンガ家・イラストレーターの方々に、制作のモチベーションや葛藤、日々考えていること、過去と現在における変化などを訊ねたインタビューと共に、皆さんがこれまでに制作された作品の一部をご紹介します。

発行元ウェブサイトより]