国際芸術祭「あいち2025」において、「ラーニング・ラーニング」のvol.07として「映画とともに読み解く、イスラーム文化圏と人々」が開催されます。

「ラーニング・ラーニング」は、世界のあらゆる表現と向き合うために、自分たちの立っている場所をともに学ぶ・知る・気づく・対話することを重視する参加型プロジェクトです。

7回目となる今回は「映画とともに読み解く、イスラーム文化圏と人々」がテーマ。イスラーム映画祭主宰の藤本高之をゲストに、1995年のアルジェリアを舞台にした映画「私は今も、密かに煙草を吸っている」の上映と、レクチャー、ディスカッションが行なわれます。

レクチャーでは、「映画における“当事者性”」と題し、映画で描かれる文化的背景や社会状況などの解説に加え、藤本が2015年から10年間開催してきた映画祭「イスラーム映画祭」での取り組みや学びについて語ります。また、ディスカッションを通して、映画が映し出す文化や社会、歴史に対する理解を深め、「イスラーム文化圏」やその背景に関するさまざまな視点に気づくとともに、学びを広げる機会とします。

またこのほかにも、多彩な「ラーニングプロジェクト」を開催予定です。詳細は公式サイトをご覧ください。

<ゲストプロフィール>藤本高之
イスラーム映画祭主宰。1972年生まれ。20代の頃、沢木耕太郎の「深夜特急」に憧れてユーラシア大陸を旅し、中でもアジアや中東のイスラーム圏文化に強い印象を受ける。映画会社の配給サポート・ワークショップで映画配給のノウハウを学び、2010年に北欧映画祭の立ち上げに参加。2015年より全額自己負担にて「イスラーム映画祭」を企画。東京、名古屋、神戸で開催する。

上映作品『私は今も、密かに煙草を吸っている』

2016年・フランス=ギリシャ=アルジェリア / 90分
【原題】À mon âge je me cache encore pour fumer

【英題】I Still Hide to Smoke

【監督】ライハーナ

【言語】アラビア語、フランス語

【字幕】日本語、英語

【予告編】https://youtu.be/DWdFgxJHTjQ

【物語】1995年、アルジェ。ハマムで働くファーティマは、出勤途中に爆弾テロを目撃する。彼女がハマムの準備をしていると、妊娠した16歳のマリアムが避難を求めて現れ、ファーティマは他の女性客にバレないようマリアムを匿う…。
*上映作品には性暴力を描いたシーンがあります。

開催日時:2025/10/04(土)13:30~16:30
会場:[受付・映画上映]愛知芸術文化センター 12階 アートスペースA室(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2)
[レクチャー]ラーニングセンターへたち(愛知芸術文化センター 8階 展示室J)
入場料:無料(要事前申込、先着順)
定員:60名
申込締切:2025/10/2(木)17:00まで(定員に達し次第、締切)
申込方法:公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://aichitriennale.jp/event/2025/Learning-Learning-07.html