
東京藝術大学にて、シンポジウム「芸術は歴史とどう向き合うのか?」が開催されます。
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私たちが生きる社会や歴史について考える時、そこには立場によって異なる複雑な事情や記憶が絡み、時に触れることが難しい問題が生じます。また、実際に自分が体験したことのない事件や状況について語ることの倫理的問題や障壁も存在します。
アートの世界では、多くのアーティストが自身の表現を通して歴史や社会の問題に言及しています。政治や報道とは異なる視点をもつアートが社会や歴史と接続するポテンシャルはきわめて大きいといえるでしょう。
本シンポジウムでは、作家や批評家を招き、作家が作品を通じて歴史とどう向き合い再築するか、また美術館などの文化機関が歴史的ナラティブとどう関わるかにつして議論します。歴史をめぐる対立が続く現代の世界において、未来への新たな可能性を探求します。
(公式サイトより)
開催概要
日時|2025/12/20(土)13:00〜17:00
(第一部13:00〜15:30 各登壇者トーク/第二部15:30〜17:00 ディスカッション)
会場|東京藝術大学 上野校地中央棟 第一講義室
参加費|無料
*和英通訳付き
*詳細・事前予約についてはこちらをご覧ください。
登壇者とトークタイトル|
・荒木夏実(キュレーター/東京藝術大学教授)
「歴史に向き合う態度:世界のミュージアムとアーティストの表現」
・ジャナン・アルアーニ(アーティスト*オンライン参加)
「タイムライン」
・ホァン・チェンホン(キュレーター/国立台北芸術大学教授)
「内戦の境界線: 近代以降の無制限戦争」
・小林エリカ(アーティスト)
「女の子たちの戦争
・岡部あおみ(美術評論家/キュレーター)
「帝国主義のさざなみを聞く―スイス、日本、台湾の渚で」
・藤井光(アーティスト/東京藝術大学准教授)
「アジアに沈む”自由”と”平和”」
問い合わせ先:先端芸術表現科 ちぇんしげ
E-mail:s1323922@fa.geidai.ac.jp
公式サイト:https://ima.fa.geidai.ac.jp/?p=2454