東京・資生堂ギャラリーにて「うたう仲條 おどる仲條─文字と画と、資生堂と」展が開催されています。

日本を代表するグラフィックデザイナーである仲條正義(1933-2021)。仲條は、資生堂の企業文化誌『花椿』をはじめとする、デザインやアートディレクションに従事するとともに松屋銀座(1978)や東京都現代美術館(1995)のロゴデザインなどでも知られています。

時代に対する鋭い感性とアヴァンギャルドな精神から繰り広げられる世界観は、国内外のグラフィックデザイン界において今もなお異彩を放っています。とりわけ、2000年代以降コンピューターによるグリッドシステムを用いたデザインが定着するなか、自由な構成や手描きによる仲條作品の存在が再び際立つようになり、次世代に影響を与えています。

本展は、日本美術の特色を踏まえながら、仲條が手がけた数々の作品を通じ、仲條デザインの本質の一端に迫ろうとする試みです。価値観や美意識が多様化している現代だからこそ、仲條の仕事に向き合い、あらたな時代に向けた美の可能性を探ります。

<仲條正義>
1933年東京生まれ。東京藝術大学図案科(現デザイン科)を卒業、1956年に株式会社資生堂宣伝部に入社。1960年にフリーとなり、1961年に仲條デザイン事務所を設立。1966年から2011年まで資生堂社の企業文化誌『花椿』を手がけ、資生堂パーラーのパッケージ、同社のブランドや企業文化活動のグラフィックなど多くの作品を生み出す。東京ADC 会員最高賞、東京TDC 会員金賞、JAGDA亀倉雄策賞、毎日デザイン賞、毎日ファッション大賞・鯨岡阿美子賞、紫綬褒章、旭日小綬章ほか受賞多数。

会期:2026/03/03(火)~2026/06/28(日)
会場:資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビルB1階)
開館時間:11:00〜19:00(日・祝 は18:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合も休館)
入場料:無料
主催:株式会社 資生堂
協力:仲條デザイン事務所
公式サイト:https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/