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マーク・ダイオンの驚異の部屋
このたび東京大学総合研究博物館は、小石川分館の開館1周年を記念して、特別展「MICRO-COSMOGRAPHIA--マーク・ダイオンの『驚異の部屋』」を開催する運びとなりました。
マーク・ダイオンは1961年米国マサチューセッツ州に生まれ、ニューヨークを中心に活動している美術家です。20代から国内のアート・シーンで注目を集めてきたダイオンは、1990年代に入り国際的な舞台で光彩を放ち、いまや欧米の主要な美術館・博物館の寵児の1人とされています。ダイオンは狭い意味での「現代美術」の枠に囚われることなく、広く自然環境や社会生活という視点から、人間と自然の関係、現代における「知」のあり方を問い続けてきました。彼の仕事は大勢のボランティアとともにフィールドをハンティングし、採取した様々な自然物や人工物を独自の視点から分類し直し、虚実の入り交じった擬似的な博物学的小宇宙を再構成することを基本としています。
この機会に、ミュージアムの「原風景」を科学と芸術の関わりから掘り下げることで、広く世界の公衆に鮮烈な印象を与え続けてきたマーク・ダイオンの仕事を紹介することは、ミュージアムのみならず科学や芸術の新しい魅力と可能性を発見する試みとして、時宣に適うことと考えます。
会期 |
2002年12月7日(土)〜2003年3月2日(日) |
会場 |
東京大学総合研究博物館[小石川分館]
(東京都文京区白山3-7-1)
地下鉄丸の内線[茗荷谷駅]下車、徒歩8分 |
休館日 |
月曜日(ただし1月13日を除く)、12月25日〜1月5日、1月14日 |
開館時間 |
10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
入館料 |
無料 |
主催 |
東京大学総合研究博物館、朝日新聞社 |
問合せ |
ハローダイヤル 03-5777-8600 |
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