8分あまりのビデオ作品が上映されていて、作品に登場するのと同じ白い2人掛けのカウチに1人で座って鑑賞する運びとなった(2人以上の観客がいる場合は、後のほかの椅子に掛けねばならない……)。若いカップルのラブラブな生活を始めから終わりまで見せつけられることになるのだが、嫌悪感を感じるようなことはない。それよりむしろなんだかほのぼのとした気分になる。部屋でのなんでもない会話、日溜りのなかを散歩する2人……。若い時はこういうのを幸せと錯覚してしまうのかもしれない。 [2月4日(月) 原久子]