いつのまに「損保ジャパン東郷青児美術館」になってしまったのか。チラシやカタログにはまだ「安田火災東郷青児美術館」とあるから、ごく最近のことに違いない。まあ「安田火災……」も、美術館名に「火災」が入ってるから縁起悪いと思っていたが、「損保ジャパン……」というのも響きがマヌケなうえ「損」が入っているので、どうだかなー。で、展覧会のほうは、ヴラマンクの影響を受けた里見と佐伯の3人の作品を集めたもの。ヴラマンクもゴッホに触発されてフォーヴィスムを始めたので、ゴッホの《ひまわり》を目玉とするこの美術館ならではの企画ってわけだ。それにしても、20世紀は遠くなりにけり。 [7月18日(木) 村田真]
個展ふたつ。リクリットは細長いギャラリーに細長いテーブルを置き、そのうえに和食、洋食、中華などの食品サンプルを並べている。これが海外ならウケるかもしれないが、残念ながらこれが海外ウケすると知っている日本人にとっては興ざめ。ペティボンはドクメンタでは単なる落書きに堕していてガッカリしたが、ここでは1点1点ドローイングを作品として提示していて、あらためて見直した。 [7月18日(木) 村田真]
バリ絵画と押江千衣子を足して2で割ったような絵。って、ずいぶん乱暴な説明だなあ。 [7月18日(木) 村田真]