エコロジー・デザイン
- Ecology Design
- 更新日
- 2024年03月11日
環境に配慮したデザイン。エコロジー(ecology)とは生態学のこと。転じて自然との調和や共存を目指す考え方を指すこともある。20世紀末から、生態や環境問題が強く意識されるようになり、デザインの分野においても重要な話題となった。1992年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)では、持続可能(サスティナブル)な開発の可能性が議論された。その背景には、産業社会の進展に伴う人口の増加、資源の枯渇、環境破壊の問題がある。デザインの分野では、環境負荷の少ない素材の選択や設計、廃棄物の軽減(Reduce)、再利用(Reuse)、再資源化(Recycle)など、環境に配慮したデザインへのパラダイム転換が求められている。
補足情報
参考文献
『生きのびるためのデザイン』,ヴィクター・パパネック(阿部公正訳),晶文社,1974