ギーク
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- 更新日
- 2024年03月11日
新しい技術に関する深い知識を有し、それらを使いこなすことに生きがいを見出す人々。語源は鶏の頭を噛みちぎったり、昆虫をむさぼったりする見世物の芸人。転じて、プログラム中のバグ(虫)を見つけ出すことを好むコンピュータの使い手を指すようになった。1990年代まではコンピュータ仲間内での自嘲も込めた蔑称として使われることが多かったが、2000年代以降は、新しい技術を駆使して作品やサービスを生み出す作家・プログラマーに対する尊称として使われるようになった。近年ではギーク向けの料理本が出版されるなど、一般的な認知が広まると共に、コンピュータ関連の仕事をしていればギークというように広くコンピュータ関連の仕事に就く人々をさす場合もあり、使用範囲の広い語となりつつある。関連する用語としては、豊富な知識を持つもののコミュニケーション下手でより内向的な傾向を持つ人々を指す「ナード(nerd)」、なかでも卓越した技術を持つ人々への敬称である「ハッカー(Hacker)」、さらにその技術を用いて権力や規制秩序に対抗する「ハクティビスト(Hacktivist)」、世論に影響を与えるような人気ブログの執筆者を指す「アルファブロガー」などがある。
補足情報
参考文献
『ハッカーズ大辞典 改訂新版』,エリック・レイモンド編(福崎俊博訳),アスキー,2002
『ハッカーズ』,スティーブン・レビー、松田信子、古橋芳恵,工学社,1987
『Cooking for Geeks 料理の科学と実践レシピ』,Jeff Potter(水原文訳),オライリージャパン,2011