神戸ファッション美術館
- Kobe Fashion Museum
- 更新日
- 2024年03月11日
1997年に神戸市によって設立された、ファッションをテーマとする美術館。インテリアをデザイナーの内田繁が担当している。「神戸ファッション美術館条例」の第一条に、この美術館が「ファッションに関する産業及び文化の振興を図るため」に設置されたと明記されているように、六甲アイランドにある複合商業施設、神戸ファッションプラザ内に立地しており、産業との関わりが強く意識されている。収蔵品は、ヨーロッパの歴史的衣装や、コレクションで発表されたデザイナーの作品が中心だが、民族衣装も多く展示しており、常設展示のほかに企画展示が間断なく行なわれている。研究教育機関との連携によって作られたレプリカに触ることができるのも特色である。衣服だけでなく、映像資料も大量に保持しており、ファッション関係の本を中心にしたライブラリーを備えているほか、商品の展示ができるギャラリーや、ファッション・ショーができるイヴェント・ホールなども併設しており、ファッション産業や関係者の要望に広くに応えられるようになっている。