コルベール委員会(コルベール協会)
- Comité Colbert(仏)
- 更新日
- 2024年03月11日
「質と創造力のフランスの伝統の中から、最良のものを保存し、より多くの人々にその喜びを伝える」という理念のもと、1954年にゲランの創始者であるジャン・ジャック・ゲランの主導でコルベール協会(Groupement Colbert)として創設された。59年にコルベール委員会に改称。「コルベール」という名称はコルベール主義の由来にもなった17世紀のフランスの重商主義者ジャン・バティスト・コルベールの名から取られた。ラグジュアリーな文化、フランスの生活美学を世界に広めることを目的としている。2017年時点で、クリスチャン・ディオール(ファッション)、ブレゲ(宝飾品)、ロシャス(香水)、シャトー・ディケム(ワイン)、バカラ(クリスタル)など、フランス国内の81のブランドが加盟している。また、デルボー(革製品)やヘレンド(磁器)など六つのブランドがヨーロピアン・メンバーとして参加している。フランスのラグジュアリー産業発展に関わる活動を行っており、日本に対しては、02年から数回にわたり、知的財産権を侵害する模倣品流通への対策を求める「日本政府への要望書」を出している。