日本建築学会
- Architectural Institute of Japan(AIJ)
- 更新日
- 2024年03月11日
1886年に設立された建築に関する学術、技術、芸術の進歩発達を図ることを目的とした公益法人。英語名は「Architectural Institute of Japan(略称AIJ)」。設立された際は「造家学会」と名乗っていたが、伊東忠太(1867-1954)の提案により1897年に「建築学会」となり、1947年に「日本建築学会」と改称した。設立当初26名から始まった会員数は、2011年現在では約35,000名余となっている。これは日本で公的な学会と認定されているもののなかでは日本機械学会に次ぐ人数であり、歴史的、規模的に日本有数の学会である。研究教育機関、総合建設業、設計事務所をはじめ官公庁、公社公団、大学などに所属する広範な会員を含む。47年から全国に支部を設置し始め、現在では北海道・東北・関東・東海・北陸・近畿・中国・四国・九州の9つの支部と36の支所が存在している。調査研究の振興,情報の発信と収集,教育と建築文化の振興,業績の表彰,国際交流,提言・要望などの事業を幅広く実施している。学会が設立された翌年の1887年より発行されている機関誌『建築雑誌』や、さまざまな書籍を編集・発行している。また設計競技や卒業設計展示会などで教育と建築文化の振興、学術賞などでの業績の表彰を行なっている。
補足情報
参考文献
『学会の概要』,日本建築学会,社団法人日本建築学会,1990
『日本建築学会100年史』,日本建築学会,社団法人日本建築学会
『年表 日本建築学会120年』,青井哲人,社団法人日本建築学会,2006