291ギャラリー
- 291 (art gallery)
- 更新日
- 2024年03月11日
写真家のアルフレッド・スティーグリッツがニューヨークに開設したギャラリー。当初はニューヨークのピクトリアリズムの写真家たちのグループであったフォト・セセッションの展示スペースとして、1905年に「Little Galleries of Photo-Secession」という名称で開設されたが、ニューヨーク市の5番街291番地に所在したことから「291ギャラリー」と呼ばれるようになり、08年に正式に改称。ロダン、マティス、ピカソ、セザンヌといったヨーロッパの近代美術作品が積極的に紹介されるとともに、ジョン・マリン、アーサー・ダヴ、ジョージア・オキーフといったアメリカの前衛美術家の展覧会が積極的に催され、後の「アーモリーショー」やニューヨーク・ダダの展開に象徴されるような、ヨーロッパとアメリカを結ぶ前衛美術サークルを推進する場として機能した。
補足情報
参考文献
『アルフレッド・スティーグリッツとその仲間たち』,東京都歴史文化財団東京都写真美術館,朝日新聞社,1997