玉木新雌 (たまき・にいめ)

玉木新雌

1978年福井県生まれ。2004年大阪にてtamaki niime立ち上げ。2006年有限会社玉木新雌設立。理想の布を追い求め播州織の職人との出会いがきっかけとなり2009年兵庫県西脇市に移住。自ら織機と向き合いオンリーワンなものづくりを追求。一点ものの作品となるショールや服をクリエイションし、産地のものづくりに新たな可能性を示す。
拠点となるtamaki niime muraでは、織・編み・染色・洗い加工・縫製・販売・発信を一貫して行なう仕組みを構築。周辺では農業も行ない、農薬不使用のお米や野菜を栽培する一方、原料となるコットン栽培のプロジェクトを立ち上げ全国の農家・NPOなどと連携した国産コットンの普及を進める。2024年には新たに紡績機を導入。畑から作品まで繋がったモノヅクリをかたちにしている。さらに羊や山羊、アルパカといった動物たちとともに暮らし、自給自足的な循環型の経営を目指す。「産地から興す新しいものづくりのかたち」として2021年度グッドデザイン賞受賞。ひょうごフィールドパビリオンアンバサダー。