バックナンバー
2009年04月01日号のバックナンバー
フォーカス
マレーシア発「KLDW 2009(クアラルンプール・デザイン・ウィーク)」
[2009年04月01日号(中西多香)]
マレーシアでは初のメガ・サイズの国際デザインイベントとなるKLDW。世界30カ国以上からデザイナーが集まり、コンファレンス、エキジビションなどに参加した。マレーシアのクリエイティブ・シーンの現在形と、これからの姿が、イベントを通して見えてくる。
キュレーターズノート
泉太郎「山ができずに穴できた」/池田亮司 + / - [ the infinite between 0 and 1]
高松次郎|鷹野隆大「“写真の写真”と写真」展/高松次郎:コレクション in Hiroshima──点、線、不在のかたち
[2009年04月01日号(角奈緒子)]
暖かい空気に春の匂いを感じる休日、九州は福岡県太宰府へと足を運んだ。その日、梅が咲き誇る太宰府天満宮境内では、平安時代の装束を身にまとった人々が歌を詠む「曲水の宴」なる催しが行なわれていた。タイムスリップしたかのような宴の舞台とそれを観覧する人々を横目に、宝物殿へ向かう。宝物殿の一角で開催されていた「太宰府天満宮アートプログラム」第5弾、「“写真の写真”と写真」が旅の目的。高松次郎の唯一の写真作品《写真の写真》と、鷹野隆大が高松次郎の作品を太宰府天満宮内で撮影した《太宰府の高松次郎》から構成された展覧会を紹介したい。
小島一郎:北を撮る──高橋しげみインタビュー
[2009年04月01日号(日沼禎子)]
北を撮り続けた写真家の熱く短い生涯。小島一郎の本格的な回顧展が故郷・青森で開催された。筆者はこの度、展覧会の作り手側からの目線をお伝えすべく、青森県立美術館の担当学芸員・高橋しげみ氏のインタビューを行なった。展覧会レビューとしては、本サイト2月15日にて、小原真史による秀逸なレポートがあるので、そちらをぜひご一読いただきたい。