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2011年12月15日号のバックナンバー

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中間地帯のポロック──「生誕100年 ジャクソン・ポロック」展レビュー

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[2011年12月15日号(沢山遼)]

 ジャクソン・ポロックの生誕100年を記念した展覧会「生誕100年 ジャクソン・ポロック」が愛知県美術館で開催されている。本展は日本初の回顧展として初期から晩期に至るまでのポロックの軌跡を概観する。愛知県美術館と東京都国立近代美術館を巡回。

キュレーターズノート

シャルロット・ペリアンと日本/「この素晴らしき世界──アジアの現代美術からみる世界の今」準備中

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[2011年12月15日号(角奈緒子)]

 いつの時代にもそしてどの分野においても、時代を切り開く人は存在する。時代の最先端を行くそうした人々は、称賛され熱狂的に受け入れられるか、またはあまりに新しすぎるためすぐには理解を得られず、見過ごされるか叩かれる。そして当時の評価がどうであれ、時が流れ過去を振り返るとき、人々はその人物の成し遂げたことの大きさに改めて気づかされる。シャルロット・ペリアン(1903-99)もそうした人物の一人だったに違いないと、現在、神奈川県立近代美術館〈鎌倉館〉で開催中の「シャルロット・ペリアンと日本」展の準備に携わり、思いを新たにすることとなった。

梅田哲也:大きなことを小さくみせる/秋山ブク「コンポジション 6番:梅香堂の備品による」

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[2011年12月15日号(中井康之)]

 2011年12月10日夜半、日本の多くの地域から皆既月蝕が見えた筈である。これはわれわれの生活する惑星が恒星の周囲を公転している方向と、われわれの存在している惑星の衛星が公転している軌道がほぼ一致することによって発生する自然現象である。もちろん、それらの天体の大きさや位置関係が重要な要因となることは言うまでもない。そのような理解を積み重ねていくことが近代的な思考だと思われるのだが、その自然現象を情報化された画像などで眺める人々は、近代化が極度に進化することによって作り上げられた虚像に対して無垢な態度で接するばかりなのである。それはまるで太古の人々が星々を結びつけて物語を綴る態度と変わることのないわれわれの物事に対する素朴な態度を映し出すものであろう。

アート・アーカイブ探求

土佐光信《清水寺縁起絵巻》静に動を重ねた室町のクリエイション──「相澤正彦」

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[2011年12月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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