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2013年05月15日号のバックナンバー

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フォーカス

建築アーカイブ整備に向けての第一歩──国立近現代建築資料館開館に寄せて

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[2013年05月15日号(五十嵐太郎)]

 5月、国立近現代建築資料館が湯島にオープンした。名誉館長は建築家の安藤忠雄。場所は旧岩崎邸の隣である。

キュレーターズノート

終わりはいくつある?──はじまりとしての『THE END』

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[2013年05月15日号(阿部一直)]

 山口情報芸術センター[YCAM]は、アートとシアターの両方のプロダクション機能をはたしている施設だが、昨年12月に制作・初演したオペラ『THE END』は、たぶんそのどちらのジャンルから発生するべくした作品ではなく、さらに現代音楽やクラシックの領域からも遠い、非常に稀な成り立ちによって生まれたプロダクションといえるだろう。この作品が今度は、2013年5月23、24日にBunkamuraオーチャードホールで東京公演を行なう。プロットとしてのコンセプトメイキングとメディアテクノロジーがどのように照合されて舞台空間として成立しているのか、どの既成ジャンルも取り組まなかったこのような領域が、メディアテクノロジーの応用と集合のクリエーション・デザインから発生している実例が、この『THE END』といってもいいかもしれない。

超・大河原邦男展──レジェンド・オブ・メカデザイン

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[2013年05月15日号(山口洋三)]

 大河原邦男の回顧展「超・大河原邦男展──レジェンド・オブ・メカデザイン」が開催されると聞けば、ある年齢層の特に男性諸氏は心穏やかでないだろう。その名前は、1980年代アニメブームを牽引した作品群とともに記憶されているはずである。これまでにも、大河原氏の展覧会は開催されていたが、それは企画会社の手による、規模の小さな、どちらかといえば興行的なもの。あまり興味はわかなかった。しかし兵庫県立美術館が「本気」で取り組んでいる、と(「クロニクル展」準備中に)聞き、久しぶりに胸がざわざわと(笑)。GWの休暇を使って神戸に出向いた。

アート・アーカイブ探求

呉春《白梅図屏風》変容にみる暗香の余情──「冷泉為人」

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[2013年05月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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