バックナンバー
2013年07月15日号のバックナンバー
フォーカス
〈統御された崇高〉の美学──アンドレアス・グルスキー展レビュー
[2013年07月15日号(竹峰義和)]
幾何学的なグリッドによって区切られた空間。文様をなすように蝟集する人々や事物。オールオーバーな平面に点在する色彩やフォルム。ときに3メートル以上におよぶ巨大写真の数々が屹立するさまは、ほとんど崇高と呼びたくなるような圧倒的な存在感をもって鑑賞者に迫ってくる。
キュレーターズノート
赤崎水曜日郵便局/九州芸文館、28ZAKI海浜博覧祭
[2013年07月15日号(坂本顕子)]
熊本の県南の町に、海の上に建つ小学校があることをご存じだろうか。惜しくも2010年に閉校になってしまったその旧赤崎小学校は、校庭を確保するために校舎部分が海側に張りだした設計で、休み時間になると子どもたちは釣りや飛び込みを楽しんだという。そんな旧赤崎小学校をテーマにしたアートプロジェクトが今夏行なわれている。
トピックス
カイユボット展──都市の印象派、ブリヂストン美術館にて開催
[2013年07月15日号(artscape編集部)]
今秋10月10日より、印象派の画家、ギュスターヴ・カイユボットの日本初の回顧展が開催される。ここでは、去る6月19日に展覧会場のブリヂストン美術館で行なわれた記者会見の内容を踏まえながら、本展の概要を紹介したい。