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2015年09月01日号のバックナンバー

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フォーカス

廃墟利用の建築トリエンナーレ「Time is Space」
──高揚するジャカルタ経済と宙づりにされる記憶

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[2015年09月01日号(本間久美子)]

キュレーターズノート

「大蔵山ワークキャンプ」「水と土の芸術祭2015」

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[2015年09月01日号(伊藤匡)]

 この夏、宮城県内では二つのランドアートのプロジェクトが進行している。ランドアート、またはアースワークとは、大地をカンヴァスにして創作をする造形芸術のことだ。宮城県で進行中のランドアートとは、ひとつはアート・ユーザー・カンファレンスというユニットによる「ロバート・スミッソン ウィズアウト ロバート・スミッソン」展。そしてもうひとつは「大蔵山ワークキャンプ」である。このうち、大蔵山の様子をご紹介する。

飯山由貴「Temporary home, Final home」(APMoA Project, ARCH Vol. 16)

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[2015年09月01日号(能勢陽子)]

 精神疾患を患う作家の妹との日々を捉えた映像を中心に、精神医療が確立された頃の無名の人々の診断記録や映画、さらに昔の民話などが、映像や資料を介して交差する。会場を分断し、かつ繋ぐのは、檻のような家のような木製の構築物である。その全体から浮かび上がるのは、「個」と「家族や社会」、または「個を含めた家族」と「社会」との関係をめぐる、一筋縄ではいかない愛と管理の物語である。

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