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2016年10月01日号のバックナンバー

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フォーカス

過去と現代社会が写し出す不透明な未来。ニューヨーク秋季話題の写真展から。

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[2016年10月01日号(梁瀬薫)]

 ニューヨークのアートシーズンが開幕し、画廊や主要な美術館の力の入った企画展が次々にオープンしている。今シーズンは、これまでとまったく異なるビジョンの写真展から提示されるビジュアル・ヴォイス──とらえられた瞬間の心像に秘められたストーリーやメッセージ──を聴いてみたい。

キュレーターズノート

外丸治 彫刻展「風を渡る」、「コレクション+ 行為と痕跡」

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[2016年10月01日号(住友文彦)]

 9月に前橋市芸術文化れんが蔵で、外丸治の彫刻展「風を渡る」が開催された。外丸の彫刻作品は空間との関係において、自分の過去の記憶と、現在の認識との微細なズレを生じさせる。また、7月から9月にかけてアーツ前橋で開催された「コレクション+ 行為と痕跡」展では、小林達也(絵画)と高山陽介(彫刻)の作品が展示された。触知的でアナクロニズムな感性を持った彼らの作品の現代的な意義とはなにか。

「青森EARTH2016 根と路」、「生誕80周年 澤田教一:故郷と戦場」、岡本光博展「69」

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[2016年10月01日号(工藤健志)]

 青森県立美術館の開館10周年夏の企画として開催された「青森EARTH2016」。「縄文に創造の原点をたずね、青森の大地に根ざした新たなアートを探求する」ことを目指し、常設展内プロジェクトとして立ち上げたのが2012年。「縄文」と「青森」と「現代」という開館以来取り組んできたテーマを総括するものとして学芸内の共通認識のもと、さまざまな切り口から、これまで4つの試みを積み重ねてきた。

artscapeレビュー

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