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2017年11月15日号のバックナンバー

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フォーカス

未だ見ぬ身体へ──川口隆夫『大野一雄について』

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[2017年11月15日号(岡村恵子)]

 川口隆夫によるソロパフォーマンス公演『大野一雄について』の初演は、2013年8月、東京、日暮里のd-倉庫においてであった。以来少しずつバージョンを変えつつ25カ国以上で公演を重ねているが、川口自身、ここまでこの作品と付き合うことになるとは思っていなかったのではないだろうか。

キュレーターズノート

アーティスト・イン・レジデンス「この現実のむこうに―Here and Beyond」展

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[2017年11月15日号(工藤健志)]

 今年は「ヴェネチア・ビエンナーレ」、「ドクメンタ」、「ミュンスター彫刻プロジェクト」と海外の大型芸術祭が重なり、さらに国内でも国際型から地域密着型まで数多くの芸術祭が開かれた、さながら「芸術祭の当たり年」であった。その多くをはしごした人も多かったろう。

越後正志「抜け穴」展

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[2017年11月15日号(鷲田めるろ)]

 富山県砺波平野に「ギャラリー無量」という小さなギャラリーがある。アーティスト、小西信英が、自宅である古民家を改修して作品の展示空間とし、カフェも併設している場所だ[図1]。8月にここで、越後正志の個展「抜け穴」を企画した。越後はイギリスやベルギーなどヨーロッパでのキャリアが長いアーティストだが、日本に拠点を移してからも、2013年の瀬戸内国際芸術祭に参加するなど活躍している。

秋の福岡─九州:UMINAKA TAIYOSO AIR 2017 滞在制作展覧会/MESSAGE2017 南九州の現代作家たち/Local Prospects 3 原初の感覚

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[2017年11月15日号(正路佐知子)]

 今秋、福岡を含む九州の美術周辺がいつもより熱いように思われる。「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」の部分巡回展(福岡アジア美術館)にあわせた数々の連携企画、加えて現代の作家たちを取り上げる展覧会が、芸術の秋に乗じて林立している。そのなかから印象に残ったものをいくつか紹介したい。

アート・アーカイブ探求

岩名泰岳《巡礼》──存在論としてのアニミズム「市原研太郎」

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[2017年11月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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