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MORI channel|水戸芸術館現代美術センター学芸員・森司によるブログ。学芸員の日常や最新のアートニュースを伝えます。
2004.6.10

旧大和薬品と旧小舩歯科

10日朝一番で、昨日アトリエ・ワンのプランを携え、使用に関する最終調整をお願いした先方から、使用許可はNGと正式に決まった連絡を受ける。さて、これで振り出しに。早速、部内で緊急会議。リノベーションプロジェクトを立ち上げた一番最初の頃に気がついた物件「旧小舩歯科」を最終調整対象として確認。

11時から2時の予定で青木淳氏による旧大和薬品リノベーションプランを関係者に説明する会を開く。1/10モデルをつかった実写アニメ的構成でリノベーション前と後の空間のイメージを展開し、具体的な作業所作よりも、この建物に関わる際のスタンスというか、とらえ方のニュアンスの説明を受ける。
プロジェクターとの接続テストの際に別の場所の建築プランのCGを見せてもらった。昨年、青森でのアニメーションCGといい、手がけようとする世界観を柔らかく表現する手法に関心。

展覧会としてこれらプレゼンテーションのために準備された映像を一同に見せたらかなり魅力的な展覧会になるだろうなと一人納得。

2時台の列車に乗る青木さんと担当の前崎君が館を出た後、JCの神尾さんを交え、お金のことや物件のことなど意見調整。
悩んでいる暇はないと旧小舩歯科物件オーナーに連絡。3時過ぎなら会ってもらえるとの返事。善は急げと大挙して押しかけ使用のお願いをし、即決の快諾をいただき、鍵も預かって辞す。
その足で物件の再確認。かなり早い時期に候補として俎上にあがっていて、実は建物の中を見ていて、家財道具他の多さに気後れして見送った物件。
何だが「原点に戻る」を実感する。印刷物進行に滑り込みセーフ。これで3物件のトライアングル構想が実現する目処が立つ。今頃と呆れられるかもしれないが、それが現実。さぼっていたわけではありませんよ。

Posted by 森司 at 02:11 | カフェ・イン・水戸











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