○今日の1点
臨時停車した偕楽園駅の梅を車窓から撮影。ギャラリーも終盤近い土日とあって賑わっていた。
○青木淳建築計画事務所の所員として青森県美術館の建築現場を担当する西澤さんが、アーキグラム展覧会を見に来てくれたのでカフェで話し込む。彼とのやり取りはいつも楽しい。
夏の“HIBINO EXPO”の話をしていたら、彼にとっての日比野さんの思い出を期せずして聞くことになった。それは日比野さんらしいエピソードだった。
──岐阜出身の彼は、中学3年生の修学旅行で東京を訪ねる。この時同じ岐阜出身の日比野さんのお話しを聞くプログラムがあった。しかし日比野さんが渋滞にはまり、予定の時間に着がず、移動した先に日比野さんがお詫びの挨拶に来てくれた。そしてさらに後日、岐阜の学校を訪ねてくれて、巨大な壁画を描く公開制作付きの講演会を全校生徒にしてくれた。僕はそのとき芸大を知り、高校で進学先を決めるときに建築学科があることを知り進んだ。そうじゃなかったら関西方面の大学に行っていたと思うから、自分にとって大きなきっかけを与えてくれた一人なのです。──
そして彼は、今の事務所のボスである青木さんに、大学で講師として出会い、今日に至るわけだからなおさらそうなんだろうとガテン。
かなりしっかり時間をかけてアーキグラム展を見て、『建築的グラフィックはまだ彼らを超えられていない』と感想を残してアーキラボ展に向かった。
○芸術批評誌『REAR(リア)』 ・芸術・批評・ドキュメント 季刊2005号冬 No.9
特集は「愛知万博をアートで楽しむ」は、この春の名古屋エリアのアートシーン・チェックガイドに良い。イベントカレンダーの特別付録も付いて350円。
──季刊芸術批評誌『REAR』は、2002年秋に創刊された、主に中部地域の現代美術・音楽・舞台を対象とする批評・レビューのほか、地域に根ざした特集を展開している同人誌。