芸術館の庭から空を眺める。
次回展覧会のポスター。
TAP2005の撤収作業の報告メールが入ってくる。本当に最後の最後までおつかれさまです。これでまたTAPヒルズは「強者どもの夢のあと」となり、開発予定地として再び誰も立ち入ることの出来ない閉じた場所となる。
人混みの熱気に押されて外でも集う関係者。寒さも忘れての歓談。(11月27日)
鯉(恋)のぼり隊組の取手地元のおじさま方も満足げ。(11月27日)
大人も子供も楽しんだTAP。関係者一同には「ヤッター!」の満足に浸る満面の笑顔と感涙があったTAP2005のクロージングでした。でも本当は、ここから何かが始まると、ちょっとヤバイ魅力満載のアートプロジェクトになるんだけど、まだ求めないのがちょうどいい(かな)。
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しかし本当の文化戦略的創造都市というのもは、どうやったら構成されていくのだろう。11月26日の午前中に椿さんに挨拶するために覗いたコンファレンスを思い返すほどに疑問が渦巻く。
僕たちは何ができるのだろう。何をどうイメージしたらいいかを躍起になって学んでいる最中のように思えてならない。かく言う私もすでにその一人なのかも知れない。
つくづく思うけど、なんだかんだと年次テーマとなりそうなキーワード(お題目)が登場するなぁと感心してしまう。なにごとにも仕掛けがあって、このプログラムは2005年を「日・EU市民交流年」と位置づけた2002年の第11回日・EU定期首脳協議での合意を受けたもので、欧州委員会とEU加盟国と日本政府によって開催されるもの。そうじゃなきゃ、これだけこの規模の仕掛けが担保されることはないよなと思う次第。
海外事例紹介の段階が終わり、段階としては国内事例が必須となるわけで、その活動が本格化する中で、もう一度「創造都市」が概念と事例と抱き合わせで語られて行くことになるだろう。というわけで、その「創造都市」が、来年のキーワードになるんじゃないかな、来そうだなと思っている。
実は、TAPではすでに佐々木雅幸先生をパネリストのお一人としてお招きし、その概要の片鱗のレクチャーを受けて、「創造都市」という言葉があることは学んでいるTAPです。
森さん、取手では本当に深夜、深夜でお疲れ様でした。スタッフの皆の充足感の横で僕らはどちらかといえばうらやまむ側でしたよね。うーん、うらやましい。
横浜の仕掛けますます本格的になってきたんでしょうかね? 凄いね。結局、貨幣経済に変わる経済の新しいイメージを作り上げ、それをビジョン化することができたところが勝ちなんだと思うのですが・・・。
もうひとつは行政オペレーションシステムの起動力とネットワーク性の問題。人、金、物、情報が自由にスムーズに行き来できることがエンジンに最低条件として必要だと思いますが、その点ではまだまだでしょうね。30年後をターゲットにしなければ。・・・なんてね。