朝顔の種収穫祭の1次会を終え、2次会に持ち寄りで集う先に移動する。コンビニでまさに大人買いするJCの面々とレジが終わるまで店で待っていると、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」は名作だよなと棚に並ぶコミック誌の好評がはじまった。上下巻で1250ページ、1600円なり。飯屋屋で手にしたことはあるが持っていないのでレジに並び購入。
ひさしびりのお休みに、午後からのんびりと「アドルフに告ぐ」を読み始め読破。
そんな昼をすごした夜に、喜劇王チャップリンのNHKの特集番組を見る。彼の才能、彼の生い立ち、彼の苦悩が浮き彫りにするその番組の後半は、同年同月(1889年4月)に生まれたヒットラーとの対決に挑んだチャップリンの「独裁者」についてであった。
アメリカを追放されていたチャップリンは、1972年、20年ぶりにアカデミー特別功労賞を受賞する。この5年後1977年に亡くなった。ダンスシーンから問題となった「独裁者」ヒンケルの6分間の台詞を遠い昔、英文問題で読んだこともあったことも思い出しながら、「自由」を生涯追い求めた彼の偉業に浸った。
ぽっかりとあいた空白のような一日は、期せずしてちょと満足できる1日として過ごせたように思う。
手塚治虫も完璧を求めて試行錯誤したことを、最近刊行された「手塚治虫原画の秘密」(新潮社)を手にすることで知ることができる。チャップリンの特集も彼が完成を求めて探求した理想への試行錯誤を見せてくれるものであった。天才たちの探求力に脱帽する。
はじめまして、こんばんは!
「チャップリン」で検索して来ました。
社会風刺も鋭くメッセージ性の高い彼の素晴らしい作品の数々は、喜劇というジャンルではとてもくくることが出来ませんね。
まさに天才です!
私も今回、「街の灯」を記事にしました、よかったら一度いらして下さいませ〜ではまた!