10月になりましたね！islandは1日に株式会社に申請しました！それから昨日より『脱臼』展！！また違ってすごくいいです。

今回は、磯邊一郎＆星野武彦の二人の企画で始まりました！『THE ECHO』展のときより本当にお世話になっている二人。その二人が５月のある日、「伊藤さん、折り入って話が・・・」というので、何かと思えば、２冊のポートフォリオを携えてislandへ来てくれました。

そのポートフォリオには「脱臼」と書いてあり、あけるなり、この絵が。

これは面白いことになりそうだと直感したのでした。ラインナップも、かなり強者ぞろい（天野亨彦、磯邉一郎、今村哲、利部志穂、小林耕平、斉と公平太、野口行範、星野武彦、森田浩彰）。批評としてこれまた、『THE ECHO』以来本当にお世話になっている森啓輔さんを迎え、これはもう間違いないだろうと思ったのでした。

キュレーションの過程も面白そうで、ある日出展作家さんに、磯邊さんからCDが送られたり、ちょっとこの本読んでおいてといったインストラクションが与えられたり、なんだか独特です。今回のステートメントの映像も相当に面白いです。

http://www.youtube.com/watch?v=dybScUySVsk&feature=player_embedded

初日の利部さん＆磯邊さんのライブも、かなりいい感じでした。

http://www.youtube.com/watch?v=u6N7Slm3dTA&feature=player_embedded

しかし、現実に展示になると、もっと発見の連続。

１F

一見何もないようにみえるのですが、

この釘が、出たり入ったり！？（森田さんの作品）

本当に贅沢な展示です。そして、奥の部屋は

利部さん。なんと、上に水が貼ってあります。。初日にはパフォーマンスも行いました。

そして２F

星野武彦の絵に挟まれて、小林耕平さんの映像の作品

それから、斉と公平太さん。LOVEちくんやARTくんといったキャラクターをあいちトリエンナーレにも出されていて、面白い方です。

磯邊さんの作品はこんなところにもあったりします。火鋏かな。

そして、廊下部分には、２枚の絵に辿り着くための贅沢な装置。今村哲さん

ここにぜひ辿り着いて下さい。そして、その迷路状の部屋をでたところには野口くん

左には天野くん、それから、奥に、小林さんの映像。

実は、この部屋と最初の部屋は、（ティッシュつきの）糸で結ばれてます。

これも磯邊さん

こちらも（YOU TUBEの映像みてみてください。でてきます！）

ささやかだけども、暴力的でもあるやり方で、映像と現実、展示と展示、何かと何かをつなぎ、そして脱臼させます。

そして、森さんのテキスト

まだ作品も何もみない状態であえて書くことを磯邊さんに頼まれたそうですが、完全にこの状態とリンクして、「脱臼」させられます。

二人と作家さんたちの蜜なやりとり（とても丁寧な仕事）と、愛のある、本当に豊かな展示です。

ぜひご高覧いただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。