美術関係者へのショートインタビュー…と宣言しておきながら、まったく本題に入れず長いイントロを続けております。
さてさて
このブログには美術に関係する人々のインタビューを通して彼らがイメージしているそれぞれの社会を照らし出す…という大きなテーマがありました。しかし、それを反転するひとつの問いとして、この業界に属していない人たちが美術やデザインという領域に対してどんなイメージを持っているのかということにも興味がありました。
例えば久しぶりに帰省して懐かしい友達に会ったりすると、そこで自分の仕事の話をどう説明したらいいのかわからない。そんなときにいつもハッとさせられます。他にも「自分の親に自分のやっていることをどうやって説明するんだ問題」というのもありますね。ふと、そういった問題にぶちあたるわけです。
こういったことはどの領域にも多かれ少なかれあるとは思いますが、特にアートやデザインに関してはその乖離が激しいんじゃないか、と思います。もちろん理解されなくても物事は何となく成り立ってしまうわけですし、もしかしたら「理解されない」ということが逆説的にこの領域を強化してしまっているのかもしれません(ある部分ではそのとおりでしょう)。
このブログの連載中にお正月を挟みますので、帰省したときにでも両親(父・自営業/母・主婦)とか旧友に無理矢理インタビューしてみようかと思います(笑)。