十月から始まった「秘密基地ヲ作ロウ。」が無事、昨日感動のフィナーレを迎えました。
隣でブログを書いている臼井さんを始め個性的な面々のスタッフの助けも借りてとてもいいワークショップになったと思います。
本当ならコンスタントにブログを書いてくる予定だったのですが、今までのことを今日からまとめて行こうと思います。。(反省…編集の斉藤さん、本当にすいません。)
結果から言うと、子供たちにも、大人たちにも怪我なく5つの個性的な秘密基地が完成しました。
それに至るまでには、第一回で子供たちは南極越冬隊の村上祐資さんから建築の種類や基本的な構造を学び、第二回では私が「デザインをしよう」というテーマの元、秘密基地の設計図を描くために「絵」を描く授業を持たせてもらいました。
今回は少し遡らせて頂き、その時のに話を書かせていただきます。
まず「絵を描くのが好きな人」と、子どもたちに声かけたところやはり18人の中では4、5人でした。とはいえ、私が小学生の時も手を挙げていなかったかもしれません。
何故なら、美大に入るまでそれほど自分で「絵」を描くことが得意だと思ったことがなかったからです。自分の体験的にデッサンの練習をたくさんしたんですが、あまり上達しませんでした。開き直った私は美大に入った後「丸」と「四角」を奇麗に描くことだ頑張ってみました。
意外に「絵」って、丸・三角・四角でナントカなるもんなんです(笑)
ということで、子どもたちにも床に張りつめた大きな紙に色々とりどりのマーカーで、「丸」と「三角」と「四角」だけ使って好きな絵を描いてもらいました。
ただ、色だけは私が持っている100色以上のコピックマーカーを好きなだけ使ってもらいました。
どうです?子供たちのデザイン。最初は戸惑っていましたがこんなにもカラフルで素敵なイラストたちが出来上がってきました。
そして次は、「なぞる」です。
「丸」「三角」「四角」より複雑で有機的なものを描きたい時にはどうすればいいのか?
そのものズバリなぞって、トレースすればいいんです。
まずは「手」をなぞってみます。
そして今度はちょっと大掛かりに、ライトを照らしての身体全体をトレースです。
まさに影絵の原理ですね。
身体のラインを使って、顔を描いてみました。
絵を描こうということを、単に「丸」を描く、「なぞる」というシンプルなところに落とし込むことで誰でも絵が描けるんです。あまり難しく考えずに、かなり自由に楽しませてもらいました。それでいい気がするんです。