8月13日
盆で仕事が早く終わったので、かじこに寄る。かじこは日中オープンスペースとして開けていて、夜は滞在者によるイベントが開催されることが多い。その日は大阪で活躍されている、田中冬一郎さんのイベント・「伝書鳩フォーラム」の日だった。19時からのイベント開始に備えて、田中さんとかじこの蛇谷さんの打ち合わせ。
19時、イベントの参加者がかじこに到着。岡山、愛知、岐阜、ウィーンにイタリア、バックボーンの異なる人たちが集まって、即興で架空のアートプロジェクトを企画するというワークショップ。そしてほぼ同じ時間帯、「イベント参加者以外の人たち」は、台所で晩ごはんの準備。大皿を持って屋根裏へ上っていくのが見えた。
ちいさな古い民家にゆるやかな人の輪が2つ。とても近くにいるが過度に干渉しあわず、空間を上手に分ける。初対面の人たちも多いのに、しめし合わせたように。かじこという場所がそうさせるといえば言いすぎだろうか?その様子はとても面白い。
21時のイベント終了後も、参加者たちは田中さんを囲って懇談。また、襖を開け放してつながっている隣室では、晩ごはんを食べ終わった人たちが談笑中。同心円の外縁どうしでは人の行き来もあるようで、そんなゆるいところも面白い。