アートフラッシュニュース
最新の情報は、各施設の公式ホームページなどでご確認ください。
「ヴォイス・オブ・ヴォイド─虚無の声」関連上映 ホー・ツーニェン映像作品選
最終更新日:2021年06月02日
山口情報芸術センター[YCAM]では、現在開催中のホー・ツーニェンによる展覧会「ヴォイス・オブ・ヴォイド─虚無の声」に関連して、ホーの初期作品から近作を上映する「ホー・ツーニェン映像作品選」を開催します。
ホーは、アジアの伝承や歴史を紐解き、そこに孕む矛盾や複雑さを描き出すシンガポール出身のアーティストです。現在開催中の展覧会では、1930年代から40年代の日本の思想界で大きな影響力を持った「京都学派」を題材とした、YCAMとのコラボレーションによる、VR(ヴァーチャル・リアリティ)とアニメーションの新作の映像インスタレーションを発表しています。
本イベントで上映する映像作品は、《ウタマ─歴史に現れたる名はすべて我なり》、《名のない人》、《名をもつ人》、《易経四十九卦(えききょうしじゅうきゅうか)》の4作品で、これらはどれも、アジアの歴史やその語られ方に対するアーティストの関心を示すもので日本初公開の作品も含まれます。上映を通じて、展覧会にも通底する彼の歴史へのアプローチを鑑賞と合わせてこの機会にご覧ください。
Courtesy of the artist and Edouard Malingue Gallery
開催概要
ホー・ツーニェン『ヴォイス・オブ・ヴォイド―虚無の声』関連イベント
ホー・ツーニェン映像作品選
日時:2021年6月26日(土)18:00~、6月27日(日)12:30~
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC
入場料:無料
上映作品
《ウタマ─歴史に現れたる名はすべて我なり/Utama - Every Name in History is I》(2003年/26分)
《名のない人/The Nameless》(2015年/21分15秒)
《名をもつ人/The Name》(2015年/16分41秒×2)*日本初公開
《易経四十九卦/The 49th Hexagram》(2020年/30分30秒)*日本初公開
*詳細はウェブサイトをご確認ください。
関連記事
護るべきもの、手段としての秩序──「野口哲哉展 — THIS IS NOT A SAMURAI」、ホー・ツーニェン「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」|会田大也:artscapeキュレータズノート(2021年06月01日号)
「菜香亭」で交わる二つの時間──山口現代芸術研究所(YICA)と西田幾多郎|吉﨑和彦:artscapeキュレータズノート(2021年0月15日号)
- 会場
- 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC
(山口県山口市中園町7-7) - 会期
- 2021年6月26日(土)、6月27日(日)
- 入場料
- 無料
- 問い合わせ先
- 山口情報芸術センター[YCAM]
TEL:083-901-2222 - ウェブサイト
- https://www.ycam.jp/cinema/2021/selected-video-works-of-ho-tzu-nyen/