山王美術館は2024年に開館15周年を迎えます。
それを記念して開館15周年記念展は、「山王美術館 コレクションでつづる 藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展」を開催致します。
15年前の開館記念展と同タイトルを掲げた本展覧会。当時より当館の主要作家である、「藤田嗣治」、「佐伯祐三」、「荻須高徳」の新たに加わったコレクションを含む当館所蔵の作品群より選りすぐりの作品を展示します。

藤田、佐伯、荻須の3人は時期は異なりますが、ともに東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後パリに渡り、パリを中心に活動し、独自の画風を築き上げたことに共通点が見てとれます。
展示室3フロアで構成された本展覧会は、1フロア1作家の作品展示をすることで、より深くそれぞれの作家の生涯や画風の変遷を知ることができ、鑑賞を進めることで3人の世界観の違いを味わうことができます。
また、お互いの交友関係にも注目し、同時代に生きた画家たちの関係性をより深く紹介します。

パリを愛し、パリに魅了された3人の画家たちの芸術の世界をご堪能ください。