2024年05月23日掲載
特別展「創立100周年記念 信濃橋洋画研究所 ―大阪にひとつ美術の花が咲く―」
芦屋市立美術博物館
- 会期
- 2024年06月22日~2024年08月25日
カルーセル
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特別展「創立100周年記念 信濃橋洋画研究所ー大阪にひとつ美術の花が咲くー」 展覧会チラシ
本研究所での講習は、デッサンや油絵などの実技と、美術史や解剖学といった講義によって構成され、ここで学生から会社勤めの者まで幅広い層が学びます。彼ら研究生以外にも門戸を開き、全国から希望者が殺到した夏季講習会や、講習成果発表の機会となった研究所展(第4回から「全関西洋画展」)などの先進的な取り組みも次々に実施し、1944年に閉鎖されるまでの約20年間に、多くの才能が輩出されました。自らが体得してきた洋画の技術を次世代に伝えるべく奔走する講師陣と、その教えを吸収しようとする研究生たちの活気ある交流によって、講師陣が目指した「大阪市にも一つの美術の花が咲く」*という文化的な土壌が、確かに醸成されていったのです。
講師の一人・小出楢重が晩年を過ごし、本研究生も集った芦屋の地で、創立から100周年の節目に開催する本展は、信濃橋に集った画家たちの作品を一堂に展観するとともに、彼らの回想や講習カリキュラムなどから、ここでの指導と学びの実態を再検証するものです。
本研究所が洋画界に吹きこんだ新風と花開いた成果をご覧いただき、関西の洋画史へ理解を深めていただく機会となりましたら幸いです。
*鍋井克之が第1回研究所展に寄せた文章より(『週刊朝日』第23号、1924年11月23日、p.9)
- 展覧会名
- 特別展「創立100周年記念 信濃橋洋画研究所 ―大阪にひとつ美術の花が咲く―」
- 分類
- 企画展
- 会場
- 芦屋市立美術博物館
- 会期
- 2024年06月22日~2024年08月25日 Googleカレンダーに登録
- 開館時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜日(ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・振休)は開館、7月16日(火)、8月13日(火)は休館)
- 観覧料
- 一般800(640)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方とその介護者の方は各料金の半額
※7月15日(月・祝)は「ひょうごプレミアム芸術デー」として観覧無料
- 住所
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659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
- 公式サイト
- https://ashiya-museum.jp/exhibition/18563.html
- お問合せ先
- 芦屋市立美術博物館