このたび、奈良県立万葉文化館では館蔵品展「万葉 恋ものがたり」を開催いたします。
 我が国最古の歌集『万葉集』には、男女の恋歌を主とする「相聞(そうもん)」に分類される歌が多くおさめられています。それらの歌の数々には、お互いを想う歌や、恋い焦がれる苦しみ、嫉妬する気持ちが込められたものもあり、およそ1300年の時を超えてなお、当時の人々の思いをありありと今に伝えます。
 本展では、恋の歌をモチーフに描かれた「万葉日本画」を中心に、下絵や素描なども紹介します。万葉のひとびとが織りなす恋模様に思いをはせていただければ幸いです。