ここ数年、活躍が目覚ましい注目の若手作家・足立真輝、彼のアートワークと建築分野でのプロジェクトの紹介で構成される個展 「Humanized Metronome」を開催します。 足立は主に紙や木といった身近な素材を繊細に組み合わせながら、直線的なモチーフの集積と反復によって抽象的なオブジェを制作します。それらは身体に深く染み付いた記憶の座標が層になり重ね合います。建物の一部が顕れ出たような足立の作品は、見る角度によって淡い影や光が交差する。自身の身体的記憶の欠片として屹立し、過去の余韻を残します。 シンプルさを保ち美しく静謐な作品たちを、是非ご高覧ください。