女子美アートミュージアムでは、2015年以来9年ぶりの新収蔵作品展を開催いたします。
当館では、卒業・修了制作作品展に出品された作品の中から、毎年1点「女子美術大学美術館賞」を選出し、収蔵しています。また、本学で教鞭をとられた教員や教育・研究のためにご寄贈いただいた作品を収蔵し、女子美術大学の歴史を物語る充実したコレクションの形成を目指しています。
本展では、近年の新収蔵作品の中から、これまで未公開だった女子美術大学美術館賞を近年受賞した作品を中心に展示いたします。本賞受賞者の多くは、卒業後も精力的に作家活動を続けており、作品からは未来へ続くエネルギーが感じられます。今回出品する作品のキーワードは「視線」です。画面の中からこちらをじっと見つめているもの、目を向けるとその絵の世界に吸い込まれそうになる雰囲気を醸し出しているものなど、思わず目を奪われる作品ばかりです。
そしてこれに、2023年にご恵贈いただいた女子美出身の日本画家、小関きみ子の作品をはじめ、本学で教鞭をとられた教員や教育・研究のためにご寄贈いただいた作品を加えてご紹介いたします。
展示される新収蔵品は、女子美術大学の過去と現在の一端をいきいきと伝えてくれることでしょう。どうぞご期待ください。