細辻伊兵衛美術館コレクションの中から、当時まだなかったドローンから見たような視点で描かれた昭和初期の手ぬぐいをご紹介いたします。
橋を渡る参勤交代の行列を真上から描いたような手ぬぐいや京都の名所を空から眺めているような手ぬぐいなど、ドローンから見る景色は、まるで鳥になった様に自由に空を飛んでいる目線で、空から地上を眺めているような気分を味わうことができます。
日本の文化として長い歴史を持つ「手ぬぐい」は、江戸時代以降には、必需品としての実用性や機能性だけではなく、季節やその時代の流行を取り入れたデザインが求められるようになりました。手ぬぐいの意匠を通して、当時の文化をお楽しみください。
また、特別展として落合陽一「手・ヌル・GUI」を同時開催いたします。メディアアーティスト落合陽一氏と十四世細辻伊兵衛のコラボ作品などを展示いたします。