世に「最後の文人画家」と称えられる富岡鉄斎(1836-1924)。幕末の京都に生まれ、幅広い学問と多様な流派の絵画を学び、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開しました。胸中に思い描かれた理想の山水を表出し、人間の理想を説いた鉄斎の絵画は、生前から今日まで国内外で高く評価されてきました。
2024年の大みそか、鉄斎は没後100年を迎えます。これを機に、本展ではあらためて彼の画業と生涯を回顧します。名作として知られる作品はもちろんのこと、近年になって再発見された作品、また画室を彩った文房具や筆録等も取り上げ、鉄斎の日常を垣間見ていただきます。
当館では約10年ぶり2回目となる鉄斎展、今までとは一味ちがった切り口でお楽しみください。
※会期中、展示替えを行います
前期:10月5日(土曜日)~10月27日(日曜日)
後期:10月29日(火曜日)~11月24日(日曜日)
※10月20日(日曜日)は美術館周辺のお寺や路地を散策しながら各種イベントやグルメを楽しめる「大浜てらまちウォーキング」の開催が予定されているため、15:00まで美術館周辺が車両通行止めとなり、車両の通行、駐車ができません。