この秋、現代陶芸家15名による「Modern Masters」と同時開催するのは
20世紀の多作な画家である「野村清六」展です。

彼は、付け立ての技法と日本画の達人であり
これらの伝統的な技術を新鮮で現代的な解釈で表現しました。
彼の作品はダイナミックで情熱に満ちており、彼の作品には独特の「時間」の感覚が見られます。
急いで、必死に爆発的に作られたと感じる人もいれば、細心の注意を払ったゆっくりな筆致に哀愁を感じる方もいるでしょう。
展覧会は、彼のキャリア全体から、狂乱に満ちた色彩だけでなく、
水墨画作品まで バラエティー豊かな作品を網羅しています。
是非ギャラリーにお越しいただき、エネルギーを感じる彼の作品を間近にご覧ください。

【のむら清六】
大正5年、山梨県西八代郡下九一色村(現在の市川三郷町)生まれ。本姓野村、旧姓は石原。昭和8年上京して川端画学校夜間部に入学し、同校専科を卒業後の昭和18年に徴用された。その間に結婚して野村姓になった。退役後の昭和24年から小説の挿絵を描き、昭和27年からは山梨日日新聞文化欄に挿絵や随筆の発表をはじめた。また、同年から新興美術院に参加するようになり、昭和33年まで毎年出品を重ねた。後年は東京の画廊を中心に個展を勢力的に開催し、昭和50年第1回日仏現代美術展で大賞を受賞した。平成7年、79歳で死去した。